■肥満
肥満とは、体脂肪が過剰に蓄積した状態をいいます。しかし、体脂肪率による判定基準はなく、一つの目安として男性25%以上、女性30%以上という数値があります。
世界共通の判定基準は、国際的な体格指数のBMI(Body Mass Index)です。
■BMI(Body Mass Index)=【体重(kg)】÷【身長(m)の2乗】
・BMI値「22」が最も病気が少ないと判定されています。
■「健康体重」= 22×【身長(m)の2乗】
■かくれ肥満と肥満症
・BMI25以上でも筋肉が多く、体脂肪率が低い「固太り」は肥満ではありません。
・BMI25未満でも体脂肪率が高い人は「かくれ肥満」です。
・BMI25以上で余病を持っているか、放置しておくと将来病気を併発しそうな場合を「肥満症」と呼びます。
■バランスのとれた低カロリーの食事と基礎代謝を高める運動
安静にしている時の生命維持活動に使うエネルギーを基礎代謝といいます。基礎代謝に使われるエネルギーは、1日に必要なエネルギーの50〜60%を占め、年齢とともに低下します。また、運動不足でも低下します。
運動不足が続くと基礎代謝が低くなり、必要なエネルギーが少なくなっていますから、いつもの通り食べてしまうと当然カロリーオーバーになり、太ることになります。
■自分に本当に必要な食事の量を身体で覚える
食事は自分で量を減らしたと思っていても、そんなには減っていません。究極のダイエット食は、低エネルギーバランス食の「糖尿病治療食」だと言われています。これを体験して本当に必要な量はどのくらいなのか身体で覚えるのも効果的です。
■サプリメントは運動の効果をサポート
筋肉は部分的に強化することができますが、脂肪は「お腹の周りだけ」など、部分的に燃やすことはできません。痩せ薬はホントの夢の薬です。
サプリメントに100%依存してのダイエットは不可能です。カロリーコントロール・栄養バランスに気をつけることと、軽めでもかまわないので体を動かすことが大切です。サプリメントはそんな努力の効果をサポートするためのものです。
■活動的なライフスタイルをつくる
運動は基礎代謝を高めます。細切れ運動でも効果があります。「1日1万歩歩く」など、無理をしないで継続することがなによりです。ただし、運動後のごろ寝は禁物=元の黙阿弥です。
・エレベータやエスカレータを使わないで階段を歩く。
・毎日の買い物なども車やバイクを使わずに積極的に歩く。
・通勤、通学の行き帰りは、一駅前で電車を降りて歩く。
・毎日散歩を楽しむ.。etc.
年齢別基礎代謝量(kcal/日) |
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18〜29歳 |
30〜49歳 |
50〜69歳 |
70歳以上 |
男性の基礎代謝量 |
1,550 |
1,500 |
1,350 |
1,220 |
女性の基礎代謝量 |
1,210 |
1,170 |
1,110 |
1,010 |
男性のエネルギー所要量 |
2,650 |
2,550 |
2,300 |
2,050 |
女性のエネルギー所要量 |
2,050 |
2,000 |
1,900 |
1,700 |
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