■<新宿御苑>
新宿御苑(東京都新宿区内藤町11)は、信州高遠藩主内藤氏の江戸屋敷が明治39年に皇室の庭園となったのが始まりです。その後、昭和24年5月に国民公園として一般に公開され、今に至っています。日本庭園をはじめ、フランス式整形庭園やイギリス風景式庭園など、都会の中で豊かな自然を楽しめます。都内有数の桜の名所である新宿御苑では、エドヒガン、ソメイヨシノ、ヤマザクラ、オオシマザクラなど約75種1500本が植えられています。種類が豊富なため、1カ月以上に渡って桜を楽むことができます。
■<高遠城址公園>
高遠城址公園(長野県伊那市高遠町東高遠)は、昭和48年に国の史跡の指定を受けた高遠城の城跡を中心とする公園です。毎年恒例の高遠町のさくら祭りには、天下第一の桜と詠われたタカトオコヒガンザクラが園内をおおい、辺り一面を淡紅色の世界に染めます。
■<谷津バラ園>
谷津バラ園(千葉県習志野市谷津3丁目1番14号)は、昭和63年5月に新装開園しました。昭和32年5月27日に谷津遊園内の一施設として開園した旧谷津バラ園は、当時東洋一とも言われる大バラ園でした。昭和57年12月、谷津遊園の閉園にともないバラ園も閉鎖されましたが、昭和63年5月、装いも新たに谷津バラ園が誕生しました。このバラ園の特色は、園路にスロープを設け、車椅子によるバラの観賞散策が楽しめることです。その他、従来バラ園は洋風な庭園が主体であったものを和風に仕上げたコーナーを設けてあります。また、静的なバラに動的な水の流れを配し、花のない時期においても造園の美しさを楽しめるよう塑像を配置するなど、一年を通して多くの方々に親しんでいただけます。
■<京成バラ園>
京成バラ園(千葉県八千代市大和田新田755)は、世界に誇れるバラの作出と日本にバラの文化を広めたいとの思いから昭和34年に京成バラ園芸が運営するバラ園として設立されました。以来、世界のバラコンクールにおいて数多くの賞を受賞し、作出したバラを世界に広めるとともに、世界中の著名なバラを日本国内に紹介しバラ文化の普及にも努めています。平成11年3月には、ローズガーデンを中心にローズショップ、レストラン、ガーデンセンター、イベントスペースなど、バラをコンセプトとしたサービス施設を併せ持つ複合施設としてリニューアルしました。現在、園内には900品種7,000株を超えるバラを中心に様々な樹木、草花が植栽されています。バラは系統別に植栽され、アーチ、スクリーン、パーゴラ、ポールなどで演出、美しいバラの魅力を伝えています。
■<東京都立水元公園>
東京都立水元公園(東京都葛飾区水元公園・東金町五・八丁目)は、東京都の東部、葛飾区に位置し、埼玉県(三郷市)に接しています。明治百年事業、東京百年事業として用地を取得し、整備を行いました。公園に隣接する「小合溜(こあいだめ)」は、享保年間に江戸幕府の治水事業としてつくられた歴史のある遊水地です。園内では、豊かな森林の趣と貴重な水生植物を擁する水郷風景をお楽しみいただけます。高さ20mにも達する200本のポプラ並木や生きている化石として知られるメタセコイヤが約1,800本、都立公園で最大の森を形成しています。バードサンクチュアリーは、自然環境に近い水辺に設置してあります。 はなしょうぶ園の規模は都内最大で、約100品種20万本の花菖蒲が、6月上旬から下旬にかけて咲き競います。この期間、菖蒲まつりも開催され、多くの来園者で賑わいます。
■<小岩菖蒲園>
小岩菖蒲園(江戸川区北小岩4丁目先 江戸川河川敷内)は江戸川河川敷に広がる約5,000平方メートルの菖蒲田です。江戸川河川敷に広がる小岩菖蒲園は、地元の方から寄贈された花菖蒲をもとに、江戸川区が回遊式の庭園にしたもので、5月から6月に50,000本の花菖蒲が咲き誇り、都会のオアシスとして都内名所の一つになっています。菖蒲田周辺にはフジバカマなどさまざまな野草がみられます。河川敷のため特に利用時間の制限がないのも好評です。
■<としまえん あじさい園>
としまえん(東京都練馬区向山三丁目)は、大正15年、当時財界人の一人であった藤田好三郎氏が所有していた土地を、運動と園芸を東京市民に広く奨励するために公開したのが始まりです。現在は、西武グループの株式会社豊島園が運営する遊園地です。色も形も違うあじさいが群れをなす、としまえん あじさい園は、5月下旬から楽しめる山あじさい、育種家達の手により美しく品種改良されたあじさい、つる状にのびるツルアジサイなど、品種の多さを誇ります。小径を進むごとに変わる花景色は、都心の池袋から電車で約15分ということを忘れさせてくれるほど、のんびりと豊かなひとときを演出します。150品種、10,000株の紫陽花が、緑の中に揺れながら七変化とも慕われる花姿で、風格あふれる景色を織り成します。日を変えて、花色の移り行く様を楽しむのも、としまえん あじさい園の醍醐味といえそうです。。
(CGBS代表 高橋記)
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